- 歯医者へは歯が痛くなってから行けばいい
- 毎日歯磨きしてるからむし歯にはならない
- むし歯ができたら削って治せばいい
- 何年も歯医者に行っていないけれど痛みはないから大丈夫
このままだと、将来お口の健康、ひいては全身の健康にも影響が出てしまうかもしれません。
あなたと家族の健康を守るため、次のことを知っておきましょう。
このままだと、将来お口の健康、ひいては全身の健康にも影響が出てしまうかもしれません。
あなたと家族の健康を守るため、次のことを知っておきましょう。
お口は全身につながりを持つ、「健康の要」ともいえる器官です。
むし歯や歯周病の原因である細菌は、誤嚥により肺に入れば肺炎を引き起こすことがあります。また歯周病菌は傷ついた歯ぐきから血管に入り込み、全身をめぐって悪影響を及ぼします。そのため歯周病は脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、認知症、早産など、命に関わる全身疾患にも大きく関わっていることが研究でわかってきました。
つまり、むし歯や歯周病の予防に取り組むことは、けっして大げさではなく「命を守ること」にもつながるのです。
むし歯・歯周病は、歯垢(プラーク)や歯石に含まれる細菌による感染症です。
歯垢は1mgに約10億もの細菌が密集した「細菌パック」で、歯石はその歯垢が石のように固くなったものです。歯石になると歯科医院の専用器具でしか取り除けないため、毎日の歯磨きで歯垢のうちに落とさなくてはなりません。
しかし、どんなに歯磨き上手な人でも約60%しか除去できていないといわれています。そのためむし歯・歯周病を防ぐには、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることが不可欠なのです。
「毎日歯磨きしているから、歯科医院にわざわざ行かなくても大丈夫」と思っていませんか?むし歯や歯周病は自覚症状のないまま進行することが多く、症状が出たときにはかなり進行しています。早期に異常を発見できれば、治療期間も少なくて済みますので、忙しい方ほど定期検診を受けて、お口の健康を管理しておきましょう。
落としきれなかった歯垢が固まった「歯石」は、歯と歯ぐきの間の「歯周ポケット」に入り込みます。ブラッシングでは落とすことができないため、歯科医院で専門器具を使って取り除きましょう。
どんなに歯磨きが上手な人でも、40%の磨き残しがあるといわれています。取り除けない歯垢、歯石は歯科医院のクリーニングでしっかり落とすことが大切です。
プロのケアはもちろん大切ですが、むし歯や歯周病のリスクを減らすためには、日々のセルフケアの質を上げることも重要です。当院では、予防のプロである歯科衛生士がお一人お一人のお口や状態に合ったブラッシング方法や必要なケア用品をアドバイスさせていただきます。
PMTCは歯科医院で専門の器具、薬剤を使用してお口の中をきれいにするクリーニングです。
むし歯・歯周病の原因となる歯垢、歯石、バイオフィルム(細菌の膜)を取り除くことはもちろん、茶渋やヤニなどの色素沈着も落とすことができます。PMTCを活用して、お口の中も、見た目もきれいさっぱりお掃除しましょう。
生まれたての赤ちゃんのお口には、むし歯菌は存在しません。多くの場合、離乳食が始まる頃に母子感染や不十分な口腔ケアによって感染してしまいます。感染リスクを下げるためには、大人との食器の共有を控え、早めに歯科医院に通う習慣をつけましょう。
歯科医院デビューの時期は、歯が生え始めた生後6ヵ月頃がおすすめです!人見知りの少ないうちに歯科医院に慣れてもらえば、赤ちゃんやお母さんにとっても楽に通院していただけます。
子どもの歯はむし歯になりやすく、進行も早いという特徴があります。それは、大人の歯よりも歯質がやわらかく、表面に小さな穴がたくさん開いている乳歯特有の性質が原因です。
「乳歯はそのうち抜けるから」と放置しておくと、永久歯にもむし歯菌が感染して、将来にわたりお口の健康を損なう恐れがあります。
むし歯は防げる病気なので、適切に予防ケアを行い、むし歯とは無縁のお口にしてあげましょう。
当院は診療理念として、すべての方が気軽に診療を受けられる体制を整えています。
例えば慢性疾患・高血圧・脳性まひ・認知症・抗がん剤治療中の方など、あらゆるケースに対応いたします。これまで受診をあきらめていた方、遠方の大きな病院まで通っていた方もぜひ当院にご相談ください。
通院が難しい方には、訪問診療も行っております。また必要と判断した場合には、速やかに高次医療機関をご紹介いたします。すべての方に適切な歯科医療を届け、お口の健康をしっかりサポートいたします。
地域の病院や介護・福祉施設の先生方と連携し、全身の病気を把握した上で、その方に合った治療法をご提案します。
有病者の歯科治療には、病気の種類や重症度、薬の種類などを詳細に把握する必要があります。そのため初診の方は、主治医の先生に書いていただいた紹介状をお持ちいただけるとその後の診療がスムーズです。お薬を服用中の方は、お薬手帳や薬局・病院で渡されるお薬の説明書を必ずご持参ください。
来院後に体調が悪化した場合は、治療内容の変更や延期が必要な場合がありますので、すぐにご連絡をお願いいたします。
お身体の事情により通院できず、歯科治療をあきらめていませんか?
当院では、寝たきりなどで通院が難しい患者さんへ訪問診療を行っています。免疫力が落ちているシニアの方も、口腔内を清潔に保ち、乾燥を予防して細菌の繁殖を抑えることで、誤嚥性肺炎を防ぐことができます。
また入れ歯の調整やご自身の歯のメンテナンスなど、お口の機能を維持してなるべく食事から栄養摂取ができるようお手伝いします。
まずはお電話でお気軽にご相談ください。03-3849-1788